
コロナウイルス(covid 19)感染拡大の影響で、衛生製品の品薄が続いている。
災害発生時は、人が優先されて動物は後回しにされること、物流が滞ることがあったため、シェルターでは必需品を常時買いだめしており、しばらくは在庫でやりくりする予定だが、今後、ウイルスの市中感染の拡大によるリスクも考えておかねばならない。
コロナウイルス(covid 19)感染による、シェルターで想定されるリスクは、今のところ3点
- 病院スタッフが罹患 → 病院が一時閉鎖された場合、通院できず、猫の治療が継続できなくなる。
- シェルター管理人が罹患 → 猫をお世話、通院させることができなくなる。
- 人から猫へコロナウイルス(covid 19)が感染
動物病院の獣医と話をして、とりあえず猫に必要な医薬品のストックを作っておこうと、2週間程度分を用意して様子を見ることにした。

ただし、補液や注射による治療で通院を必要としている猫もいるので、通院できないと困ったことになるというのが、正直なところ
獣医からは、3のコロナウイルス(covid 19)についてシェルター内に持ち込ませない様、特に注意された
動物への感染について、公益社団法人東京都獣医師会の発表があったので参考にしてほしい ↓
以上が、現時点でのシェルター対応になるが、情報の精度については、専門家や公的機関で発表されている一時情報を当たり各自で判断していただきたい
🐈
補足:猫のコロナウイルス(FCoV)について

コロナウイルスというと、猫を飼育している方には、猫伝染性腹膜炎(FIP)を考える方が多いと思うので、併せて記載しておく。
□ 猫コロナウイルスは『コロナウイルス科、コロナウイルス属、猫コロナウイルス(Feline coronavirus: FCoV) が病原体』である
□ 人間や他の動物への影響については、『人間には感染しません。猫のコロナウイルスがSARSコロナウイルスと関係しているという証拠もありません。』
(猫のウイルス病公式サイトより抜粋)
正しい知識と理解を深めたい方には、石田卓夫先生の猫のウイルス病公式サイトがお勧め