ガッちゃん(シェルターでの名前:粕谷ちゃん)です。里親様から、出会いの経緯と、その後の幸せな暮らしについて、テキストと写真をいただいたので、公開します。いただいた原稿は、うんうん、と頷きながら読みました。ガッちゃんを迎えるまでのご検討のプロセスが、とても具体的にわかるように思います。そして何より…
義弟が飼育していた猫2匹の世話をする内に猫の可愛さを思い知り、新たに猫を迎えようと考えて色々とWEBで検索しながら検討を始めました。
里親募集サイト「ペットのおうち」で「猫のための小さなお家」に辿り着きました。
たまたま近所である事を知り、里親になる場合、
- 猫の移動距離と移動時間が短くて済む
- 同じ地域のため、気候的にも大きな変化が無い
というメリットを考えて見学してみる事に決めました。
最初はセサミちゃんの里親募集で申し込んだのですが、猫もそれぞれ性格や特徴が違います。
我が家の先住猫2匹と先住犬1匹の環境に合う合わないが当然ありますので、自分に合った猫が居ればその子にしようと考えていました。
実際に見学させて貰ったところ、セサミちゃんは性格から先住猫達との相性が厳しいと思い、シェルターに居る色々な猫達に触れながら相性の良い子を探しました。
その中で出会ったのが粕谷君改めガッちゃんでした。
三本脚と言うハンデにも関わらず、人懐っこく他の猫達ともコミュニケーションを取る姿が印象に残りました。
ペット関連のNPO法人などは色々と悪い噂も聞くので不安もあったのですが、見学時には猫達が元気に走り回り、人好きな猫達は人に甘えて一緒に遊ぶなどのびのびと過ごしている様子から、しっかりして信頼できる所だと感じました。
抜き打ち検査や定期報告の義務付けなど負担を強要する事も無く、里親となる人間を信頼する姿勢にも感心しました。
「猫のための小さなお家」から猫を貰い受ける事に決め、他にもさくらちゃんや南ちゃんなど何匹かに候補を絞って検討しました。
その結果、
- 上記の理由で強く印象に残った
- 先住の犬猫と混じっても大丈夫そうな性格
- 三本脚のハンデから成猫になると里親探しが難しいのではないか
と言う理由から、ガッちゃんの里親になる事に決めました。
来た早々から餌をもりもりと食べ、トイレもすぐに把握し、先住犬猫の事も気にせず、世話の部分ではほとんど手の掛からない猫です。
この辺りは「猫のための小さなお家」さんでしっかり学習して来たおかげだとおもいます。
先住の犬猫とも最近はお互いに存在を認識しながらあまり干渉し合わず、独立独歩の距離感で過ごしているようです。
遊び好きで、最近は段ボールハウスを破壊するまで、わんぱくに育ちましたが、三本脚のハンデに負けず元気に成長してくれて、存在に心を癒やされます。
何よりも三本脚のハンデを持つにも関わらず、キャットタワーの上まで登る姿を見る度に感心させられ、こちらも元気付けられる幸せを感じます。
まだ子猫の段階で成長途中ですが、最近は抱っこよりも遊んで貰う事が好きになって来ました。
大人になれば遊びからも離れていくと思いますが、これからどのように育っていくのか楽しみです。
少なくともあと10年以上、長ければ20年の間、仲良く一緒に過ごそうと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/gattotoinukai
僕、実は粕谷ちゃんと呼ばれていたころのガッちゃんに、シェルターで1、2度会っています。とてもかわいくて、うちでお迎えできないものかと、シェルターさんに相談したこともあります。でも、うちにはすでにはなちゃんとくるみちゃんという女の子2人がいることから、よく考えた結果、よりよいご縁を願うことにしました。
里親様、このたびはテキストも、写真も、ガッちゃんのことも、どうもありがとうございました。
(追伸)次のツイートは、ガッちゃんがシェルターを卒業するときのもの。ガッちゃん、ずっと幸せにね。これからも、ときどき、ウェブサイトを見に行くね。
明日、粕谷君がシェルターを出ます。彼のハンディを気にしないで声をかけて頂き、ご近所の家庭に迎えられることになりました。おめでとう。幸せになるんだよ。さて名前はどうなるかしら。#猫 #里親募集 pic.twitter.com/d8sp3fZ2la
— 猫のための小さなお家 (@nekoouchi) 2015, 12月 18