6月1日、老猫カイが亡くなりました
カイは、2016年にシェルターにやってきた子です
臆病で、遠慮がちな子でした。
来たばかりの頃は、人の手を怖がり、いつも逃げてばかり。しかし威嚇することはなく、争うことを避けて一歩引いていました。
カイは、他の猫とも距離を置いていました。
他の猫の邪魔にならないように、自分の居場所を変えて行動していました。他の猫が来ない、高い場所に陣取ることが多かったです。
やってきてどのくらい経った頃からか、撫でさせてくれるようになりました。以降は、人の様子を伺いながら、撫でてもらえる機会を、じっと待ってくれるようになりました。
カイは全身のブラッシングが好きでしたが、一番好きだったのは首を撫でてもらうこと。あまり表情が変わらない子でしたが、撫でる時だけはうっとりしていました。カイを撫でていると、他の猫がやってきて(カイを)押しのけてしまうので、長い時間をかけて撫でることは、多くはありませんでしたが。
体調の変化もあったのか、徐々に、高い場所に上らなくなり(登れなくなったのか)、水を飲む量が増え、尿の色や量に変化が見られたため、検査をしたところ、腎不全の進行が判明しました。これから通院による治療を続けようとしていた矢先、容態が急変しました。
カイは、いつも他の子に遠慮ばかりしていたので、これからの治療は優先してサポートしようと思っていました。とても残念です。
今も他の子を撫でていると、人の手を待っていたカイを思い出します。もっとたくさん撫でてやれればよかったです。